「中傷せず公約選挙で」　岩出市長選で土岐氏が事務所開き

21日告示、28日投開票の岩出市長選に立候補予定の新人で現職市議・土岐健二氏(57)=無所属=の後援会事務所開きが31日、岩出市根来地内の県道粉河加太線との交差点近くの県道泉佐野岩出線沿い現地で行われた。
「ピッチャー交代」 「子育てママさん支援」 「マンモス中学校を解消」 と書かれた3種類ののぼりが掲げられた事務所には、日曜日とあって子ども連れの若い夫婦から年配の方まで幅広い年齢層の支持者約200人が集まった。
初めに主催者を代表して豊田栄一後援会長が、 「水たまりにはボウフラがわく。長期政権を何とかしてほしいという市民のピッチャー交代の声が土岐の心を動かした。現職を倒すのは大変だが皆さんの手で岩出市を代表する市長に土岐を育ててやってもらいたい」 と支持を呼びかけた。
土岐氏と同じ会派だった松下元市議と元岩出町議の福田照子さんが、擁立の経緯や 「市民の声が届きにくい市政」 として、現状などを訴えた。
土岐氏は 「現職の中傷はせず、公約選挙にしたい。市民党、無所属で戦い抜く。多くの方々に支持をお願いするからには市民にお返しをする」 として、開かれた市政、市民が主人公の岩出市実現を強調したマニフェストに触れ、児童手当を月額5000円アップするなどの子育て支援、地元企業の育成、ガラス張り市政の実現などを改めて訴えた。そして 「市長の器ではないが市民の声に応え頑張っていく覚悟。自転車や自分の足で一生懸命回っていく。みなさまのご支援を」 と深々と頭を下げた。
下村氏は今月中旬に事務所開き 日本共産党紀北地区委員長で立候補を予定している新人・下村雅洋氏(53)=日本共産党公認=の後援会事務所開きは今月中旬ごろにある。場所は、市内高瀬にある党事務所が現職中芝氏の事務所のすぐ隣であることなどからほかの場所に近く決定する。
中芝陣営は8日に総決起大会 すでに事務所開きしている現職で4選を目指す中芝正幸氏(65)=自民、公明、民主、社民推薦=の後援会総決起大会は、8日午後7時から岩出市宮のホテルいとうで開かれる。