2008年10月01日

2008 00.社会/2008 03.スポーツ

陸競・南理事長が国体功労者表彰

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功労者表彰を受けた南和歌山陸協理事長

長年国体に参加し、 発展に貢献した人に贈られる国体功労者表彰に日本陸上競技連盟理事で和歌山陸上競技協会理事長の南正晃さん(67)が選ばれ、このほど、第63回国民体育大会が開かれている大分市のホテルで表彰式に臨んだ。 今回で通算31回目の出場。 南さんは 「この賞を受賞したことで県の陸上競技を発展させる気持ちを新たにしました」 と話している。

同賞は国体に選手や監督、 役員等として30回以上参加している人に贈られ、 ことしは全国から33人が選ばれた。 南さんは選手として1回、 監督・役員として通算29回国体に参加。 黒潮国体(和歌山)時は道路競技の責任者として国体運営に携わった。
県和商から関大に進学。 中距離が専門。 住金化工時代に陸上部が立ち上がり、 選手兼監督として一からチームを作り上げた。 日本生命でも監督を務め、 女子マラソンの大江光子や女子5000メートルの八嶋あつみら日本選手権優勝者も育て上げ、 駅伝の日本女子代表チームの監督としては広島国際駅伝などで4回の優勝を飾った名将だ。
表彰式には日本体育協会会長の森喜郎元首相や天皇陛下も臨席された。 南さんは 「びっくりした。 すごい表彰をされていることにそこで気付いた」 と笑う。 天皇陛下に 「お元気で頑張られましたか」 と声を掛けられ、 「これからもさらに頑張ります」 と答えたという。
昨年の国体で県の総合成績は45位。 陸上競技の獲得ポイント数はわずか 「6」 と弱さが目立った。 南さんは過去、 強いチームを作り上げてきた分、 現在の県の陸上競技の弱さを嘆く。 「なんとしてでも県の陸上を立て直したい。 功労者表彰をもらって一層その気持ちが強くなった」 と話し、 また、 7年後の和歌山国体に向け、 「総合優勝を目指している県に貢献できるように、 小中高生の陸上競技のレベルアップを図っていきたい」 と目を輝かせた。





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