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「鍋にしたら10人前や」 と北川さん |
これはでっかいぞ!
体長約32cm、 重さ約4・6キロのスッポンだ。 暴れると入れている箱が倒れそうなくらいの馬力で、 じたばたと手足を動かしている。 捕獲(?)したのは、 和歌山市有本の川漁師、 北川清志さん(65)。
北川さんは9月にカニ漁が解禁してから毎日、 紀の川に架かる田井ノ瀬橋の上流に、 カニかごを仕掛けている。 餌は魚のアラだ。 8日朝、 いつものようにかごを引き上げると、 かごいっぱいの大きさの謎の物体が。 「初めはごみかと思ったよ」 と北川さんは話す。 しかし近くで見ると、 今までに見たことのないほどの大きさのスッポンだった。 9月から、 小ぶりのスッポンは何度もかごに引っかかっており、 飲食店などを営む仲間とよく鍋にして食べていた。
この大物のスッポン、 鍋にするとなんと10人前だそう。 「鍋もええけど、 人に売るっていう手もあるわな」。 いつも鍋を囲む仲間の岡本文成さん(68)は 「これはいつもの3倍くらいの大きさや。 おいしい鍋ができるで」 とうれしそうだった。
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