2008年10月15日

2008 00.社会

夕日をバックに「土蜘蛛」第10回万葉薪能

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クモの糸が鮮やかに広がる「土蜘蛛」の舞台

第10回「和歌の浦万葉薪能」が12日、和歌山市の片男波公園野外ステージで開かれた。松林と潮騒、夕日を背景にした万葉の故地で薪能をと、NPO法人「和歌の浦万葉薪能の会」が主催。かがり火が揺らめく中、約1000人が茂山一門による大蔵流狂言「附子」と観世流能「土蜘蛛」を堪能した。
「土蜘蛛」では源頼光を和歌山市の能楽師小林慶三さん、土蜘蛛の精を片山清司さんがつとめ、鼓や笛の激しい音に合わせた立ち回りでは、クモの糸が縦横に弧を描き華やいだ舞台に。
万葉薪能は初めてという同市善明寺の女性(55)は、「秋のさわやかな夜風の中、昔の人の心を感じることができました。来て良かった」と話していた。
また今回は、能狂言に先立ち児童生徒による仕舞も行われ、大きな拍手を浴びた。





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