振り込め詐欺撲滅強化推進期間、 全国地域安全運動期間の活動の一環で、 和歌山北署と和歌山西署は15日、 地域のボランティア団体らとともに銀行やスーパーマーケットで街頭啓発活動を行った。
和歌山北署は、 和歌山市松江北の紀陽銀行松江支店で啓発を実施。 同署管内では2年前から年金支給日となる15日にボランティア団体が主体で街頭犯罪や振り込め詐欺の防止啓発活動を始め、 ことしで3回目となる。 松江地区地域安全推進員会、 松江地区民生・児童委員協議会、 紀陽銀行松江支店、 和歌山市役所松江連絡所、 和歌山市地域安全課、 同署署員ら約30人が参加。
参加者は、 同店を利用する人たちに 「だまされないよう気をつけてね」 と声をかけながら、 振り込め詐欺のチラシや自転車のひったくり防止カバー、 ウェットティッシュなどを手渡した。
同地区地域安全推進員会の山本健児会長は 「大切な生活費や預金を取られないよう、 ややこしい電話などがあってもうのみにせず人に聞くなどしてほしい」。
また和歌山西署は、 同署管内のヒダカヤ高松店、 ヒラマツ塩屋店、 メッサオークワ高松店のスーパーマーケット3店舗で啓発活動を行った。 県の県民生活課、 和歌山市地域安全課、 高松地区地域安全推進員会から合わせて約30人が参加。 振り込め詐欺防止のティッシュやチラシを買い物客に配った。
県の県民生活課の保富速人副課長は 「なかなか広報しても被害が減らない。 他人事と思わず、 住民の間で口コミで広げてもらうようにしてもらいたい」 と話していた。