県高校相撲新人大会兼全国高校相撲新人大会県予選は8日、 和歌山市の県営相撲場で開かれ、 団体戦3人制で県和商が箕島を3戦3勝で圧倒し優勝。 来年3月21、 22日、 高知県で開かれる全国大会へ、 3年ぶりの出場を決めた。 また、 団体戦5人制でも3勝2敗で県和商が優勝し、 団体戦を完全制覇した。 個人では箕島の渋谷暢秀 (1年) が優勝した。
県和商はここ2年、 ライバルの箕島に全国切符を奪われており、 今大会、 選手たちはいつも以上に気合い十分で団体戦に臨んだ。
3人制では先鋒の堀内群青 (1年) が五味昇大 (2年) と対戦し、 激しいまわしの取り合いを制し、 そのまま寄り切った。 中堅は主将の柳原清寿 (2年) が小兵の渋谷と対戦し、 体格差を生かして土俵外に押し倒した。 大将の高木大幹 (1年) は古川恵介 (2年) と対戦。 古川の圧力で土俵際まで追いつめられるも、 うまく回り込んで最後は豪快に引き落としで勝利した。
5人制でも先鋒の柳原、 二陣の西浦準樹 (1年)、 中堅の堀内が3連勝し、 勝利した。 柳原主将 (17) は 「気を抜かずに、 全国では一つでも上に行きたい」 と話した。