2008年11月16日

2008 00.社会

扶養手当過剰に受給 暴力行為も 和歌山市が職員7人処分

和歌山市は14日、 平成18年1月からことし9月までの33カ月間、 扶養手当約70万円を過剰に受給していた健康福祉局の男性企画員(40)と、 勤務中に暴力行為をはたらいた市立高校の事務主任の男性(30)を同日付で戒告処分したと発表した。
人事課によると、 健康福祉局の企画員は別居する両親の扶養手当受給中の19年11月に扶養親族の所得額が超過しているのではとした税務署からの指摘があったため、 同課が必要書類の提出を求めた。 しかし、 企画員はメモを提出しただけで同課は扶養手当中止を適正に判断できる資料が無いとし、 ことし3月の確定申告時に企画員に提出すると約束させたが、 忘れていたという。
その後、 同課が9月に行った調査時の正式書類で18年1月から親族が扶養家族に当てはまらないことが判明。 企画員は 「別々に生活しているので知らなかった」 と言っているという。 企画員は過剰受給額を全額返済している。
このほか、 合計約250万円の扶養手当を過剰受給していた3人の職員も同日付で訓告処分。 同課は確認すべき事柄だったがこれを怠ったとし、 今後は職員の収入確認、 支給要件を満たしているかの調査の頻度や範囲の拡大を検討するとしている。
また市教委によると、 事務主任はことし9月17日の午後1時ごろ、 同市土入の市道を原付で通行中、 後ろを車で走っていた20代の男子大学生にクラクションを鳴らされたことに腹を立て追いかけ、 車の運転席の窓越しに大学生の胸ぐらをつかみながら暴言を吐き、 車をたたいて去っていったという。 この時、 同乗していた女性がナンバーを覚えており110番通報。 事務主任はこの日の午後2時半ごろ警察に出頭し取り調べを受けた。 翌日校長とともに謝罪し、 10月1日付で検察へ書類送検されている。
市教委は管理監督責任として同校校長と事務長の2人を厳重注意とした。





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