2008年12月07日

2008 00.社会

湊御殿に花水木通り完成

0812071.jpg

新設の歩道にハナミズキも植栽された河川道路 (和歌山市湊御殿)

和歌山市湊御殿地区の水軒川、 築地川に面した河川管理道路の護岸整備 (県工事) がほぼ完成した。 かつては材木の荷揚げ場が近くにあり、 夜は暗くて不法投棄のごみが散乱するなど、 住民が安心して通行できる状態ではなかったが、 ハナミズキの植栽も行われ見違えるほどきれいになった。 地元自治会ではこの通りを 「湊御殿花水木通り」 と命名し、 14日に開通セレモニーを行う。 午前10時から。

護岸整備は平成17年9月に地元の湊御殿中部自治会 (山本和夫会長) が県に要望。 河川管理道路沿いの企業などの理解と協力もあり、 19年1月に整備工事に着手していた。 事業費は約5000万円。
工事は水軒川の魁橋から築地川の大和橋までの延長約440メートル。 道路 (幅約5メートル) の舗装のほか歩道 (幅約1・5メートル) や防護柵も新たに設置。 また、 道路沿いには春に白やピンク色のかれんな花を咲かせるハナミズキの苗木 (25本) も植えている。
川沿いの同地区は製材所など木材関連会社が多くあり、 かつては河川から材木を荷揚げするための引上道が多く設置され、 中には堰板もなく修復されないまま放置されているものもあった。 また、 台風などの高潮による浸水の危険性のほか、 道路沿いには産業廃棄物や一般ごみも不法に捨てられる場所にもなり、 街灯もなかったことから防犯面などでも大きな課題が指摘されていた。
工事はあと舗装工事が残っているが、 10日には完成する運び。 湊御殿中部自治会は県の 「きのくにリバーアドブト事業」 に参画し、 植栽されたハナミズキの管理や道路の清掃活動も行っている。 山本会長は 「自治会主催の開通セレモニーではテープカットのあと、 記念のもちつき大会も行う。 この道路に愛着を持ち、 周辺住民らと協力していつまでもきれいに利用していきたい」 と完成を喜んでいる。





この記事と関連がありそうな過去の記事

powered by weblio






カテゴリー
社会
事件・事故
政治・経済
スポーツ
文化・くらし
紀の川・岩出・海南・紀美野

これまでの特集
月別アーカイブ
株式会社 和歌山新報社
cypress.gif