2008年12月13日

2008 05.紀の川・岩出・海南・紀美野

大成高校生徒がうしの大絵馬制作中

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絵馬に色を塗っていく生徒たち

県立大成高校(紀美野町動木、石本全孝校長)の生徒がことしも、地元の野上八幡宮に奉納する 「うし」 の大絵馬製作に取り組んでいる。平成11年の 「う」 から毎年続けている活動で、ことしで11年目。美術部の8人が中心となり、先月27日から製作がスタートした。11日現在、残す作業はほぼ彩色のみ。来週中には力強いうしの大絵馬が完成しそうだ。

絵馬の大きさは横約3メートル、縦約1・8メートル。生徒たちはほとんど毎日、放課後に神社に集まって、和気あいあいと作業を進めている。原画は部長の奥田哲也君(3年)が担当。昨年までは女子の部長が多かったため、動物をかわいくデフォルメしたものが多かったが、ことしは男子の部長ということもあって写実的で迫力ある牛に仕上がっている。背景も神社に合ったイメージを考え、写真資料を参考にしながら和風の模様や花などを描き込んだ。
作業はみんなで相談しながら進行。各部分の色使いも話し合って決め、耐水性のアクリル絵の具を使って丁寧に塗り進めている。
同部の森永江美顧問(24)は 「普段は個人で作品を作ることが多いので、大絵馬製作を通してみんなで1つの物を作るチームワークも学んでもらいたいですね」 。奥田部長は 「うし年ということで、来年は一歩一歩着実に前進できるようにとの願いを込めました。万人に喜んでもらえるような絵柄を目指したので、たくさんの参拝者の方に見てもらいたいです」 と話している。





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