全国一斉に年賀状の引き受けが始まった15日、 郵便事業(株)和歌山支店(森則和支店長)は同支店(中央郵便局)前で 「引受キャンペーン」 を開き、 市立岡山幼稚園園児が年賀状ポスト投函を行った。 代表して初投函した同園れんげ組の福嶋雄基くん(4)は 「お母さんに出しました」 とはにかんだ。
同キャンペーンは年賀状の早期差し出しを促進するもので、 同園の園児49人と紀州レンジャーが参加、 「崖の上のポニョ」 など3曲を元気よく歌った。 同園の中村典弘園長らがくす玉を開くと、 大きな拍手がわいた。 森支店長は 「年賀状は日本の文化。 元日に届けるために25日までに投函してほしい」 と呼びかけた。
郵便番号を読み取り宛先別に分類する 「年賀状区分機」 の稼働開始式も行われ、 同園園児らは次々に区分される賀状に大きな歓声を上げていた。 同機は1時間に5万枚の年賀状を処理する能力があり、 ベテラン局員が手作業で行う約20倍の速度だという。
年賀状の元旦配達は昨年、 県内で約1800万枚、 同支店管内で約450万枚届けられた。 同支店の今城俊明総務課長は 「ことしは昨年より好調です。 個人宅や事業所へのセールスだけで、 既に約300万枚売れていますね」 と話している。