2008年12月16日

2008 00.社会

JR宮前駅前の放置自転車すっきり

0812161.jpg

放置自転車が2台になった県道

宮前地区第27区自治会 (石本敏夫会長) は、 県・市・JRの協力のもと、 JR宮前駅で問題になっていた放置自転車やバイクを約2カ月で約80台から2台に減少させた。 同地区の石本会長は 「駅の利用者の通行が難しいくらいの量だったが、 今ではすっきりとして通路の景観もよくなった」 と話している。

公立・私立高校の生徒や一般人など通勤・通学時間帯には多くの人でごった返す同駅。 踏切の西側には約300台収容できる市営駐輪場があるが、 駅利用者の中には東側の県道へ自転車やバイクを放置する人も。 点字ブロックの上に置かれて車いすの人が通行困難になったり、 市立宮前小学校の児童らの通学の妨げにもなっていたという。 同地区の住民が状況を見かね、 9月中ごろに県らに放置自転車対策の支援を要請。
10月2日に、 県海草振興局建設部が 「駐輪禁止」 と書いた放置自転車防止の看板4枚を駅付近に設置した。 同地区自治会の石本会長、 岩本八重子副会長、 ほか会員らは、 県や市などのサポートを受け、 朝から放置自転車、 バイクの所有者への声かけや啓発チラシの配布、 放置自転車へ撤去促進の札を付けるなど活動を強化。 その効果もあってか、 約2週間後の10月17日には約3分の1の32台に。 12日現在、 県道和歌山橋本線跨線橋の高架下には、 2台の放置自転車がぽつりとあるだけ。
岩本副会長は 「5年ほど前にも、 放置自転車をなくすよう呼びかけてかなり減少したけれど、 放っておくとまた元通りになってしまった。 みんなに迷惑がかかるという意識を一人ひとりが持ってほしい」。 県建設部は、 「我々は側面から応援しただけで、 地元の人たちの力のおかげ。 駅を使う人は駐輪場をきちんと利用して」 と話している。





この記事と関連がありそうな過去の記事

powered by weblio






カテゴリー
社会
事件・事故
政治・経済
スポーツ
文化・くらし
紀の川・岩出・海南・紀美野

これまでの特集
月別アーカイブ
株式会社 和歌山新報社
cypress.gif