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新艇庫完成を祝いテープカットする関係者ら |
和歌山市毛見の和歌山マリーナシティ内に建設されていたJOCナショナルトレーニング競技別強化拠点施設、 和歌山セーリングセンターの新艇庫が完成し25日、 県や県教委、 セーリング競技関係者らが出席し完工式が行われた。 新艇庫は旧艇庫よりひと回り大きく、 国際級ヨットレースなどに出場する大型艇の格納にも対応し、 トレーニング環境の一層の向上が図られる。
艇庫は競技艇が実際に帆走できる状態のまま、 風の影響を受けない屋内でロープの長さやマストの角度などを調整したり、 レースを前にしたデータ収集基地の役割も担う。 完成した新艇庫は延床面積640平方メートル、 高さ15メートルで収容艇数は約50艇。 五輪で最も大きなクラス「スター級」の艇 (高さ約13メートル)をマストを立てたまま格納できるのが最大の特徴だ。
完工式には約100人が出席し、 仁坂吉伸知事や山口裕市県教育長らがテープカットした。 あいさつした仁坂知事は 「全国から有望な選手が集まって腕を磨き、 五輪などで活躍する流れができた。 これをきっかけに県や和歌山市を盛り上げていきたい」 と話し、 地元住民らの理解を得て完成したことを喜んだ。 和歌山セーリングセンターではこの日から、2016年の五輪を見据え中高校生ら対象の「ユースナショナルチーム強化合宿」がスタート。約40人が寒風の中、トレーニングに励んでいた。
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