2008年12月27日

2008 00.社会

交通公園の自転車教室 7月まで予約いっぱい

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交通公園の職員が指導員を務める自転車教室

和歌山市西の県交通安全協会が委託管理している県立和歌山交通公園(北川賓園長)の子ども自転車初心者教室が人気だ。 ことし4月から始めた同教室は、 12月末現在までに60人が参加。 現在、 来年7月まで予約が入っているほどの盛況ぶり。 北川園長は 「自転車に乗れなかった子どもたちが、 3時間の教室で約9割は乗れるようになり、 子どもはもちろん保護者も喜んでいます」 と話している。

自転車教室を始めたきっかけは、 同公園の利用者のアンケートで 「近所に自転車の練習をできる場所がない」 「この公園で自転車を教えてもらえないか」 という意見が多数寄せられたことからだった。 同公園の北川園長や職員らは、 自転車教室を始めるための参考に、 平成19年11月に大阪の自転車センターの関西サイクルスポーツセンターが行う自転車教室を視察。 ことし4月から教室を始めるため、 子ども用の自転車やサポーター、 ヘルメットなどを購入し準備を進めた。
教室は基本的に毎月1回で、 4 - 9歳まで
を対象に定員は5人。 同公園の職員が自転車指導員を務め、 マンツーマンで指導にあたっている。 教室ではまず信号や交通安全についての説明を行い、 自転車の実技練習へ。 自転車を引いて歩くことから始め、 乗った状態で足で地面を蹴って進み段々と自転車に慣らし、 最終的に自分1人で自転車に乗れるよう付きっきりで教える。 教室終了後には、 全員に修了証書が手渡される。 北川園長は 「乗れるようになった子どもが私たち指導員や保護者に 『見てみて!乗れたよ』 とうれしそうなのを見ると、 こちらもやりがいを感じます。 続けられるところまで続けたい」 と話している。
自転車教室は、 保険・自転車維持管理代として参加費500円が必要。 問い合わせは(073・472・7690)まで。





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