2008年12月29日

2008 00.社会/2008 03.スポーツ

日韓共同未来プロジェクト アーチェリーで交流

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日韓の選手が合同で練習 (26日、 県立体育館)

日韓の高校生や大学生などのアーチェリー選手が交流する 「県日韓アーチェリー交流事業」 が27日までの6日間、 貴志川高校や県立体育館など県内のアーチェリー場で開かれ、 韓国選手団15人と日本選手約80人が練習や親善試合を通じて親睦を深めた。 韓国は五輪4大会連続で男女団体金メダルを獲得し、 アーチェリーは韓国のお家芸といわれ、 日本選手が技術面で指導を受ける姿が目立つなど、 日韓交流に一役買ったようだ。

平成14年のサッカーワールドカップの日韓共同開催を契機に始まった文科省の 「日韓共同未来プロジェクト」 の一環で、 日韓交流の促進を図るため、 県では15年からフェンシングやレスリングなどの選手を派遣、 もしくは受け入れてきた。
今年度は、 ソウル市役所や醴泉女子高校などから15人の選手団を受け入れ、 和歌山高校や貴志川高校、 県出身の大学生が交流に参加。 26日の県立体育館で行われた合同練習会には、 大阪や兵庫の強化指定選手に選ばれている高校生、 北京五輪男子6位の守屋龍一選手やアテネ五輪女子5位・北京五輪代表の北畠紗代子選手も飛び入りで参加した。
韓国選手団には、 ソウル五輪個人の銀メダリスト王喜敬やバルセロナ五輪個人銀メダリスト鄭載憲など有名選手が選手団のコーチとして同行し、 日本の高校生がしきりにアドバイスを求め、 的確な指導にメモを取るなどして真剣に指導を受けた。 和歌山高校の笠松誠也主将(17)は「悪いところを指摘してもらって、 納得のいく打ち方になった」と充実した様子。 さらに、「韓国選手のレベルが高く、 1つ年下の選手から教えてもらった」 と驚いていた。 小学生から競技を始めた韓国の洪恩智選手(17)は 「日本の選手はシューティングが未熟だと感じた」 と話し、 日本については 「人がすごく優しかった。 ぜひまた来たい」と笑顔で話していた。





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