2010年01月19日

05.紀の川・岩出・海南・紀美野

紀美野で家直しワークショップ

きみの定住を支援する会

のこぎりで床板を切る参加者

家づくりを通して田舎暮らしの醍醐味を知ってもらおうと、 紀美野町で16日から 「きみのの家をなおすワークショップ」 が始まった。 来月20日までに全5回開き、 参加者はプロの職人から自分で家を直すためのノウハウを学びながら、 実際に大角地区にある1軒の空き家を改修していく。

地域活性化を目指して地元住民らでつくる 「きみの定住を支援する会」 (平井二嗣会長) が主催。 初回のこの日は 「床板張り」 をテーマに、 和歌山市、 海南市、 大阪などから12人が参加し、 吉田工務店 (神野市場) の吉田健之介棟梁を中心に、 和歌山大学で建築を学んでいる学生らが指導した。

参加者は床板のはがされた空き家を見て、 床下の仕組みや、 床板の寸法の測り方などを学んだ。 その後、 実際に床板をのこぎりで切って床組みの上に張っていき、 4畳、 6畳、 8畳の3部屋を完成させた。 次回からは外壁作りや、 かまどの修復、 土間作り、 障子とふすまの張り替えなども予定している。

友人と参加した和歌山市小倉のパソコンインストラクター・坂上直さん (39) は、 「家のちょっとしたことを自分でできればと思い参加しました。 プロの大工さんの技術を勉強できるので来て良かったです」。 平井会長 (52) は 「街ではお金を払って遊びますが、 田舎ではお金を使わず自分で物を作ったりして遊びます。 その究極が家づくり。 ワークショップを通して創造する喜びや楽しみを知ってもらいたい」 と話していた。 ワークショップの終了後、 完成した家は田舎暮らしの体験などに活用していく。





この記事と関連がありそうな過去の記事

powered by weblio


05.紀の川・岩出・海南・紀美野 - 同カテゴリの記事






カテゴリー
社会
事件・事故
政治・経済
スポーツ
文化・くらし
紀の川・岩出・海南・紀美野

これまでの特集
月別アーカイブ
株式会社 和歌山新報社
cypress.gif