2010年02月12日

00.社会

市高生が少年センターに作品寄贈

市立和歌山高等学校

感謝状を持った川本さん、藤田さん、田村さん(左から)

市立和歌山高等学校 (西川洋校長) デザイン科3年生の作品が和歌山市岡山丁の市教育委員会少年センター (堅田哲也センター長) へ寄贈され、 同センターは12日、 川本万扇さん (18)、 田村万里子さん (同)、 藤田希さん (18) へ感謝状を贈った。

問題を抱えた親子などが訪れる同センターで、 高校生の絵を見て少しでも心を和ませてもらおうと、 堅田さんが平成16年度から同校へ毎年寄贈を依頼。 現在、 相談室や会議室などに、 メッセージ性あふれる絵画が15枚並んでいる。

今回、 1月末に開催された 「平成21年度デザイン科卒業制作展・市高展」 のテーマは 「今を生きる」。 展示されたメッセージポスター約100点の中から、 堅田さんが3点を選んだ。

緑豊かな自然の中にシカを描いた川本さんは 「人間に依存して生きているシカの絵を見て、 自立について考えるきっかけにしてほしい」といい、色鮮やかな花畑に笑顔の少女を描いた藤田さんは 「笑っていたらいいことがあるってことを表現したかった」と解説。 高校生の男女を描いた田村さんは 「社会に出ても、 本音を出すことの大切さを忘れないでほしいという気持ちを込めました」と説明した。

堅田さんは 「殺風景な壁が温かい作品でいっぱいになってきた。 現高校生のメッセージを、 うちで引き継いで発信できたら」 と話していた。





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