2010年02月12日

00.社会

市役所のおじさんバンドがデビュー

たそがれCLUB

和歌山市駿河町のリハーサルスタジオ「ツインスターズ」で練習する「たそがれCLUB」のメンバー(左から、池永さん、奥田さん、釼先さん、船木さん、奥が杉林さん)

おじさんバンドデビュー。 13日に和歌山市北新のオールドタイムで開かれるロックイベント 「UNCLE・OF・ROCK」 (アンクル・オブ・ロック) で、 メンバーのほとんどが還暦間近のアラ還バンド 「たそがれCLUB」 が満を持してライブデビューする。 結成10年を誇るが、 これまでバンドとしての活動は年数回の練習と宴会だけだった。 メンバーたちは 「40の手習いで始めてなかなかうまくならないが、 一生懸命やりたい」 と意気込んでいる。

アンクル・オブ・ロックには、 たそがれCLUBのほかに、 「THE・寿Boogies」 と 「More・Real・Knock・My・Sound」 の2バンドが出演する。 3組ともに市役所の職員有志が集まって結成したバンドばかり。 同様のイベントは昨年に続いて2回目の開催だ。

たそがれCLUBのメンバーは、 下水道部長の杉林雅義さん (57) =ドラムス=▽基盤整備部長の池永俊二さん (56) =ベース=▽スカイタウンつつじが丘分譲課長の奥田富造さん (56) =アコースティックギター=▽下水道施設課改築班長の釼先恭壽さん (55) =サイドギター=▽下水道建設課建設第2班主査の船木進也さん (37) =リードギター=の5人。 ほとんどが40歳を過ぎてから楽器を持ったという。

10年ほど前に、 飲み仲間だったメンバーが 「老後のために何か始めよう。 バンドとかいけるんちゃう?」 と話し出したのがきっかけだったようだ。 それからは、 仕事後にたびたび練習するようになり、 音楽教室に通って腕を磨くメンバーもいた。 しかし、 目標がなかったため、 練習が年1回ということもあったという。 釼先さんは 「集りといえばもっぱら宴会だった」 と振り返る。

転機は昨年の市役所職員によるライブだった。 「ライブは来年もやるらしい。 これを目標にわしらもここらでまじめにやろう」 とアラ還メンバーは発憤。 学生時代に軽音楽部でならした船木さんを総合アドバイザー兼リードギターとして引っ張り込んだ。 ここ半年は月1、 2回のスタジオ練習をこなし、 自信を付けているという。 ライブ当日は、 エリック・クラプトンとJ―WALKを選曲し、 壮年のロックをかき鳴らす予定だ。

杉林さんは 「しっかりドラムをたたきたい」 と意気込む。 池永さんは 「迷惑をかけないようにしたいね。 当日はめちゃくちゃ緊張すると思う」。 奥田さんも 「指先が震えるほど緊張すると思うが、 イントロのソロを間違えないようにしっかりとやりたい」 と笑う。 釼先さんは 「やめろと言われないように最期までやりきりたい」 と話す。 船木さんは 「このライブで人前で演奏することが癖になって、 これから2回3回とできるようになればいいですね」 と話している。

ライブは午後7時半開演。 チケット代は1500円。





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