2010年02月18日

05.紀の川・岩出・海南・紀美野

一般会計は216億円、海南市当初予算

海南市は17日、 総額216億2343万2000円の平成22年度一般会計当初予算案を発表した。 市長選で骨格予算だった前年度に比べ約8億3000万円(4%)増。 記者会見で宮脇昭博副市長は 「徹底的な歳出の抑制と 『選択と集中』 による事業の重点化を図った」 と説明した。 25日に開会する市議会定例会に提出する。


歳入は不況で法人市民税が大きく減収、 市税収入は前年度比約6億2900万円(8%)減の72億6241万2000円となった。 財源不足については財政調整基金を1億円取り崩し、 市債については合併特例債を8億490万円活用した。 自主財源は39・8%。 依存財源は60・2%。

歳出は、 人件費は退職者の不補充などにより職員数を30人削減し、 同約1億7000万円(3・5%)減の47億4680万7000円とした。 4月から支給する子ども手当に8億990万円、 4月に開園する子育て支援の総合的な施設 「きらら子ども園」 の事業に1965万8000円、 消防関係では老朽化した高規格救急自動車の更新に3008万1000円、 消防器具置き場(仁義分団)の建て替えに1031万4000円などを計上している。

新病院建設用地取得費約5億8000万円、 建設工事費など約12億5000万円を予算措置したため、 特別会計は前年度比3・5%増の141億3036万8000円、 企業会計は同43・6%増の59億4278万8000円となった。 当初予算の合計は同8・1%増の416億9658万8000円。

その他、 主な新規事業は次の通り。

港ふれあい公園複合遊具設置事業...経年劣化により撤去した同公園の遊具の再設置(550万円)▽紀州漆器観光体験事業...黒江への誘客や紀州漆器をPRするための体験事業への補助(20万円)▽紀の海広域施設組合運営事業...2市1町(海南市、 紀の川市、 紀美野町)による広域ごみ処理施設を整備するために設置する組合の運営に必要な経費(2770万円)▽市の木・花制定記念植樹事業...平成23年度に県内で開かれる全国植樹祭に合わせ、 市の木・花を制定するとともに植樹会場を整備し、 広く市民に緑化の意識を啓発する(142万円)▽市民体育館整備事業...現在、 国より賃貸している市民体育館敷地を購入し、 駐車場の確保など必要な整備を実施(8947万8000円)▽第二中学校屋内運動場増築事業...一中、 二中の統合を控え、 既存体育館の西側に玄関ホール・男女便所を増築(350万円)▽和歌山下津港係留施設整備事業...和歌山下津港内の放置艇問題を解消するため、 係留施設の新設を行う。 初年度は調査設計を実施(4981万5000円)▽地上デジタル放送円滑移行支援事業...相談業務の実施や電波状況、 受信形態の調査などを行うことにより円滑なデジタル移行に向けた支援を実施(833万3000円)





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