2010年02月26日

02.政治・経済

アシアカエビの販路開拓へ、漁協と自治体タイアップ

アシアカエビ

グルメ食材として注目されるアシアカ

県北部沿岸の海で捕れるアシアカエビを地元特産のグルメ食材として売り出そうと県、 和歌山、 海南両市と雑賀崎、 田野、 海南市、 戸坂の近隣4漁協がタイアップし消費拡大と県内外への販路開拓を目指した売り出し大作戦を新年度に展開する。

アシアカは足が赤いために呼ぶ関西の地方名で、 標準和名はクマエビ。 暖かい海域の砂地に生息している。 クルマエビと同じような模様をしているが、 色が黒っぽく脚や触角が紅白のしま模様なのが特徴。

稚エビはアマモ場で育ち秋に20センチ程度に成長、 沖合に出てきて底引き網で漁獲される。 県によると、 県内の年間漁獲量は推計約70~80トン。 クルマエビより値段は安く、 甘みがあって柔らかいため、 刺身、 塩焼き、 天ぷらなどグルメ食材として将来的にかなり有望としている。

地元特産のアシアカを売り出す取り組みは民間でもすでに始まっている。 和歌山市では、地元漁協や観光旅館とタイアップしてアシアカを使った創作料理などを提供し、地元活性化へ一役買っているNPO団体も。

県は新年度予算案に81万円、 和歌山市は64万円、 海南市は17万円を計上。 ことし秋ごろの旬の時季に合わせフェアの開催や飲食業界への売り込みを図るとしている。 県海草振興局企画産業課は 「和歌浦のシラスに次ぐ第2弾。 甘みがあり価格も安く、 グルメ食材として大いにPRしたい」 としている。





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