2010年03月15日

05.紀の川・岩出・海南・紀美野

「みんなずっと仲間」りらで初めての卒業式

りら創造芸術高等専修学校

涙をこらえてあいさつする卒業生

紀美野町真国宮のりら創造芸術高等専修学校(山上範子校長、 生徒25人)で14日、 初めての卒業式が行われ、 1期生7人の新たな門出を祝福した。 保護者や来賓、 地域住民ら約120人が見守る中、 卒業証書を受け取った生徒たちは満面に笑みを浮かべたり、 また涙で顔をぐしゃぐしゃにしながらマイクを握り、 「みんなずっと仲間」 「成長してまた帰ってくる」 と約束した。

1期生は北村祥子さん、 木村勇祐君、 佐野裕大君、 寺尾早苗さん、 戸田早紀さん、 細井駿君、 湯川裕介君の7人。

生徒たちは一人ずつ山上校長から卒業証書を受け取り、 「ちょっと寂しいけど、 ずっとずっと仲間。 3年間ありがとう」 「皆さんからいただいたものを懐の宝箱に入れて、 前に前に進んでいきたい」 「りらが生活の一部。 なくなったらどうなるんだろうと不安だけど、 びっくりするくらい成長して帰ってきます」 と、 これまで支えてくれた人たちに感謝の気持ちを伝えた。

同校は平成19年4月、 廃校した真国小学校の校舎跡を活用して開校。 音楽、 美術、 舞台など、 芸術を総合的に学べる学校として注目を集め、 「世界民族祭」 の開催や、 地域の伝統文化の復活など、 積極的な取り組みは新聞やテレビにも取り上げられた。

山上校長は 「いろんなことがあったけど、 一番多かったのは笑ったことね」 と1期生との3年間を振り返り、 「りらでたくさん経験してきたことは、 きっとあなたたちの栄養になると思う。 ここから胸を張って巣立って行ってください。 いつでも応援してます。 ずっとずっと、 愛してます」 と、 共に学校を立ち上げた同志を愛情いっぱいに送り出した。





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