|
|
涙をこらえてあいさつする卒業生 |
紀美野町真国宮のりら創造芸術高等専修学校(山上範子校長、 生徒25人)で14日、 初めての卒業式が行われ、 1期生7人の新たな門出を祝福した。 保護者や来賓、 地域住民ら約120人が見守る中、 卒業証書を受け取った生徒たちは満面に笑みを浮かべたり、 また涙で顔をぐしゃぐしゃにしながらマイクを握り、 「みんなずっと仲間」 「成長してまた帰ってくる」 と約束した。
1期生は北村祥子さん、 木村勇祐君、 佐野裕大君、 寺尾早苗さん、 戸田早紀さん、 細井駿君、 湯川裕介君の7人。
生徒たちは一人ずつ山上校長から卒業証書を受け取り、 「ちょっと寂しいけど、 ずっとずっと仲間。 3年間ありがとう」 「皆さんからいただいたものを懐の宝箱に入れて、 前に前に進んでいきたい」 「りらが生活の一部。 なくなったらどうなるんだろうと不安だけど、 びっくりするくらい成長して帰ってきます」 と、 これまで支えてくれた人たちに感謝の気持ちを伝えた。
同校は平成19年4月、 廃校した真国小学校の校舎跡を活用して開校。 音楽、 美術、 舞台など、 芸術を総合的に学べる学校として注目を集め、 「世界民族祭」 の開催や、 地域の伝統文化の復活など、 積極的な取り組みは新聞やテレビにも取り上げられた。
山上校長は 「いろんなことがあったけど、 一番多かったのは笑ったことね」 と1期生との3年間を振り返り、 「りらでたくさん経験してきたことは、 きっとあなたたちの栄養になると思う。 ここから胸を張って巣立って行ってください。 いつでも応援してます。 ずっとずっと、 愛してます」 と、 共に学校を立ち上げた同志を愛情いっぱいに送り出した。
|
05.紀の川・岩出・海南・紀美野 - 同カテゴリの記事
|