2010年03月19日

05.紀の川・岩出・海南・紀美野

加茂第二小学校、最後の卒業生3人巣立つ

海南市立加茂第二小学校

最後に歌を歌う坂口さん、土田君、坂口君(左から)

少子化に伴い今年度で閉校する海南市下津町市坪の市立加茂第二小学校(宮尾輝美校長、 児童26人) で19日、 最後の卒業式が行われた。 卒業生は坂口健翔君、 土田悠介君、 坂口りまさんの3人。 土田君は 「学校がなくなるのは寂しいけど、 最後にこの校舎で卒業式ができてうれしかった」 と話していた。

式は体育館で行われ、 来賓、 保護者合わせて53人が出席。 君が代と校歌の斉唱に続いて宮尾校長が卒業生一人一人に卒業証書を手渡した。 宮尾校長は夏の長期宿泊体験や修学旅行など、 3人との思い出を一つ一つ振り返りながら 「学校がなくなるのはとても寂しいですが、 古里の学校として思い出の1ページに残してください」 と式辞を述べた。

「別れの言葉」 では在校生と卒業生が向かい合い、 在校生一人一人が 「たくさん遊んでくれてありがとう」 「私たちも皆さんのように優しくできるように頑張ります」 と先輩にメッセージを伝えた。 卒業生たちは入学式からこれまでの6年間の思い出を発表し、 在校生に 「この素晴らしい加茂第二小学校のことを忘れないでください」 と呼び掛け、 最後に3人で 「はばたこう明日へ」 を歌った。

同校は下津町小松原の加茂第一小学校と統合し、 115年の長い歴史に幕を下ろす。 卒業生は3人を含め3301人となった。

在校生23人は来年度から、 統合後に加茂一校舎に設置される新学校 「加茂川小学校」 に通う。





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