2010年04月05日

03.スポーツ/062紀州レンジャーズ

明石に惜敗、地元開幕飾れず

紀州レンジャーズ―明石レッドソルジャーズ戦

9回、 芳岡が本塁へ激走1点を返す

プロ野球・関西独立リーグ2010の地元開幕戦となる紀州レンジャーズ―明石レッドソルジャーズ戦が4日、 和歌山市毛見の県営紀三井寺球場で行われた。 紀州は1―3で今季初黒星を喫したが、 最終回2死から得点を挙げるなど、 最後まであきらめない選手たちの粘りと攻守にわたってスリリングなプレーがスタンドのファンを魅了。 石井毅新監督のもと野球王国にふさわしい飛躍を予感させるスタートとなった。

《前期2回戦》
明 石
0011001003
0000000011
紀 州

ビジターの2試合で明石を6―3、 コリアを10―5で破り3連勝を目指した紀州は1点を追う3回、 磨朗、 嶋田の連打と田中の送りバントで1死2、 3塁の好機をつかんだが期待の野田が三振、 太田も7飛を打ち取られ反撃はならなかった。

先発の左腕北岡から小林、 滝口、 最上と4投手の継投と内外野のファインプレーで再三のピンチを切り抜けながらも、 2塁打4本という明石の長打攻勢に3点を失った。 紀州は最終回、 ここまでわずか3安打に抑えられていた明石の先発大西から1死後芳岡が左翼へ鮮やかに弾き返し、 スタンドの応援もヒートアップ。 次打者が三振に倒れ2死と追い込まれたが、 安永が勝負強さを発揮、 右翼線へ運ぶ3塁打を放ち一気に芳岡が生還。 同点には至らなかったが、 試合終了まで全力で攻めた選手たちにスタンドの声援も大きかった。

8安打3得点の明石打線の中で4番のランデルが適時打を含む3安打1死球と全打席出塁したのに対し、 紀州は3、 4番が無安打では得点も厳しかった。

石井監督 開幕2試合は適時打もよく出ていたが、 負けるときはこんなものかもしれません。 若い選手も多く経験を積みながら勝負どころをつかんでほしいです。 これからも野球を通して子どもたちの見本となるようにはつらつとプレーをし、 球団の活性化につなげたいです。

安永
9回2死から勝負強く3塁打を放つ安永

《今週の対戦》
▽9日=神戸(午後6時・三田城山)▽10日=神戸(1時・紀三井寺)▽11日=明石(2時・紀三井寺)





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