2010年04月09日

05.紀の川・岩出・海南・紀美野

地域に愛される学校に、加茂川小学校で開校を祝う会

海南市立加茂川小学校

海南市立加茂川小学校(下津町小松原)の 「開校を祝う会」 が9日、 同校体育館で開かれ、 児童と学校関係者、 地域住民ら約250人が新学校の出発を祝った。 楠友美子初代校長が教育委員会から校旗を受け取り、 子どもたちが新しい校歌を元気に斉唱。 楠校長は 「子どもたちが進んで 『来たいなぁ』 と思う学校、 保護者の皆さまに信頼される学校、 そして地域の皆さまに愛され支えられる学校となれるように、 教職員一同、 児童の力も借りながら頑張っていきたい」 と話した。

少子化に伴う学校適正配置により、 昨年閉校した仁義小学校と、 ことし閉校した加茂第一、 第二小学校の3校を統合。 加茂第一小学校の校舎を耐震補強して開校した。 児童数は新入生27人を含め184人になった。

会では仲垣内寛教育委員長が開校を宣言し、 西原孝幸教育長が 「いつの時代も小学校は世代を超えて人々をつなぐ地域のシンボル。 加茂川小学校は仁義、 加茂地区全域でその大きな役割を担っていく」 と式辞。 神出政巳市長は 「教職員の皆さまには持てる力量を存分に発揮され、 地域に根ざした学校を築いていってほしい」とあいさつした。

校章は、 ミカンの葉とビワの葉が3枚ずつ重なった上に桜の花が開いたデザインで、 「3校の歴史の上に花咲く学校」 という意味が込められた。 校章を決める際には子どもたちも投票に参加したという。 校歌は有功東小学校、 貴志中学校などの校歌も担当した和歌山大学名誉教授の森川隆之さんが作曲、 俳人協会会長の鷹羽狩行さんが作詞し、 歌詞には 「みかん畑」 「加茂川」 「熊野古道」 といった地域にちなんだ言葉が入れられた。

最後に児童を代表して前山修平君(6年)が、「元の3つの学校の良いところを生かしながら力を合わせて頑張っていきます。 そして3校の歴史を引き継ぐ、 みんな仲が良い新しい加茂川小学校の伝統を今日からつくっていきます」 と力強く述べた。





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