2010年04月26日

00.社会

全国植樹祭へ、苗木のスクールステイ資材輸送出発式

 「苗木のスクールステイ」

輸送出発式にあたり、竹ポットを中心に記念撮影する県トラック協会と県の関係者ら(26日、県庁で)

平成23年春開催の第63回全国植樹祭の地域会場で植栽する苗木を県内小学校の子どもたちに育ててもらう 「苗木のスクールステイ」 活動にちなみ26日、 県庁正面玄関前で竹ポットやウバメガシの種子など苗木育成のための資材の輸送出発式が行われた。 資材の輸送は全国植樹祭の県開催に協賛する県トラック協会 (龍田潤三会長) が無償で引き受ける。


「苗木のスクールステイ」 は子どもたちに森林や環境問題への関心を深めてもらうことを目的に、 県内ほぼすべての小学校259校で実施。 「県の木」 であるウバメガシやアラカシ、 クヌギなどの苗木約1万本が育てられる。
出発式では全国植樹祭県実行委員会の会長である仁坂吉伸知事や県トラック協会の龍田会長ら関係者15人が出席。 仁坂知事から竹ポット (約1万個) や苗木の種子、 ドングリ図鑑、 培養土などの資材が龍田会長らに引き渡された。
龍田会長は 「運送業界を取り巻く環境は厳しいが、 社会との共生を目指し業界もCO2削減に取り組んでいる。 植樹祭への協力も環境保全活動の一環であり、 竹ポットなどの輸送をボランティアとして引き受けることにした」 とあいさつ。 これに対して仁坂知事は 「大変ありがたい。 業界の英断と努力を忘れることなく植樹祭の成功につなげていきます」 と感謝の言葉を述べた。
式のあと、 トラック2台が和歌山市内の小学校に資材を運んだ。 全国植樹祭は国土緑化推進機構と開催県の共催で毎年春に行う国土緑化運動の中心的行事で、 県開催は昭和52年以来2度目。 今回は田辺市の新庄総合公園で天皇、 皇后両陛下を迎えて式典(日程は未定) があり、 各地域会場では小学生たちが育てた苗木が植栽される。





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