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和歌山の文化振興や教育に貢献し、 和歌山市文化賞などを受賞した和歌山文化協会会長で、 和歌山市松ケ丘の瑞林寺住職伊藤孝文さんが28日夜、 肺炎のため亡くなった。 88歳だった。
伊藤さんは大正11年 (1922) 生まれ。 海草中学校、 和歌山師範学校を卒業し和歌山市内の小学校に勤務。 雄湊小学校長を最後に退職し、 保護司や刑務所教誨師、 朝日新聞和歌山版川柳選者などで活躍した。 法務大臣表彰や勲五等双光旭日章受章、 和歌山市社会福祉協議会表彰、 和歌山市文化功労賞を受賞し、 18年度和歌山市文化賞を受賞している。
また昭和25年の和歌山文化協会創立メンバー26人のうちの1人として60年間、 会員約500人の同協会を支え、 平成10年度からは6代目の和歌山文化協会会長を務めていた。
同協会副会長の楠山繁さんは、「温厚でユーモアがあり、奥様を大事になさる方でした。書かれる文もお人柄そのもの。文化協会、 ひいては和歌山県の文化を支え育ててこられた重要な方を失い寂しいです」と話している。
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