シングルマザー、ハイランドパークに喫茶店

シングルマザーがそれぞれの目標を持ち、 共同で生活している 「そぶら山荘」 (貝塚市、 佐納禎代表) の女性たちがこのほど、 紀の川市の粉河ハイランドパーク管理棟2階に喫茶店をオープンさせた。 メニューは主に米粉を使った自家製パン。 今後は大阪と県の架け橋として、 市、 めっけもん広場などとも連携し、 商品やイベントを充実させ集客を図る。

5年前から始めた同山荘では現在、 17人8世帯が生活。 パン工房 「らぱん」 を運営したり、 野菜をつくったり、 絵画教室を開いたりして独自で生計を立てている。

喫茶店の窓からは北に大阪、 南に粉河の山脈が広がる。 店内には廃材を使った手作りの木のテーブルやいすが並ぶ。 メニューはパンのほか、 カレーやうどんなどの軽食もある。 夏には食べ物屋を集めたイベント 「屋台村」 も開く予定という。

佐納代表(51)は 「私たちのパンを知ってもらい、 この地を拠点に販路を広げていきたい。 和歌山に合った色を出しつつも大阪の風も吹かせたいですね」 と話している。

営業時間は午前10時から午後5時(夏季は午後6時)まで。 定休日は毎週火曜。 問い合わせは同山荘(TEL072・478・8770)。