2010年05月24日

05.紀の川・岩出・海南・紀美野

県農業試験場でことしも週末塾

 「ウィークエンド農業塾」

これから学ぶ畑で説明を受ける受講者ら

週末に講習を開き就農を支援していく 「ウィークエンド農業塾」 (県主催、 水稲・露地野菜コース)の開講式が22日、 紀の川市貴志川町高尾の県農業試験場(和佐憲道場長)で開かれ、 15人が参加した。 受講生は元教諭、 元会社員、 専業主婦、 果樹農家などさまざま。 9月末までの全10回で、 野菜の栽培や田植えなどの実習を通して農業の基礎知識を深めていく。

開講式では、 和佐場長が 「本県基幹産業の農業と観光は、 年々ともに衰退している。 皆さんには、 学んだ知識で荒れた農地を復活させてほしい」 とあいさつ。 参加者は自己紹介で 「自己流で野菜を作っているがうまくいかない」 「親から農地を受け継いだので勉強したい」 「カキとミカン生産の果樹農家だが、 所得は減る一方。 空いている土地で、 野菜を作りたい」 などと、 それぞれの応募動機を話した。

受講者で岩出市紀泉台の専業主婦、 東田明美さん(56)は 「『老後のために事業になれば』 と考え応募しました。 ゼロからのスタートですが、 頑張って学びます」と話していた。

県は就農応援事業として同講座のほか、 就農支援センターと農業大学校での就農研修を実施。 5年の就農計画を認定した人には、 資金の無利子貸し付けや、 農地、 ハウス賃貸料を2年間全額助成するなどの制度で就農を推進している。





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