2010年05月27日

00.社会

映画「アンを探して」、9月10日和歌山市民会館で上映

映画 「アンを探して」

映画をPRする宮平監督中ら

全国で順次公開中の映画 「アンを探して」 をPRしようと、 同作の宮平貴子監督とプロデューサー2人が26日来県し、 作品に込めたメッセージや見どころを紹介した。 名作 「赤毛のアン」 の島を舞台に、 心に残る出会いや人間愛などを描いた作品で、 宮平監督は 「幅広い年代の方に楽しんでもらえる映画。 おじいちゃん、 おばあちゃんと孫が一緒に見て、 語り合うきっかけになれば」 とアピールした。

映画は日本、 カナダの共作。 カナダ東部、プリンス・エドワード島の美しい風景の中、 一人の日本人少女 (穂のか) が祖母の初恋の人だったカナダ人兵士を探し始めるという物語で、 戦争と平和を考えさせる感動作となっている。

宮平監督ら3人は 「『アンを探して』 と行く7000キロの旅」 と題し、 4月21日に宮平監督の出身地である沖縄を出発。 九州に上陸後、 車で北上しながら各地をまわり、 一人でも多くの人に映画を知ってもらおうとPR活動を進めている。

この日は午後に和歌山市に入り、 市民会館で記者会見。 プロデューサーのユリ・ヨシムラ・ガニオンさんは 「最近、 自分を上手く表現できない、 言いたいことを言えない人が増えているように感じるが、 特にそういう人には心に届くものがあるかもしれない」、 エクゼクティブ・プロデューサーのクロード・ガニオンさんは 「自分の家族と話題が見つけられないのは悲しいこと。 おじいちゃんやおばあちゃんと話したくなるような映画」 と、「コミュニケーション」 をテーマにした同作について紹介した。

宮平監督は映像はもちろん、 島の風を感じられるような音響、 音楽にもこだわったとし、 「 『赤 毛のアン』を読んでいない人にも、『どんな本なんだろう』 と思ってもらえるような映画を目指した。 ぜひいろんな人に見てほしい」 と話していた。3人の全国を回る旅は7月24日まで続く。

県内での上映日程は9月10日 (市民会館)に決定しているほか、数カ所での上映会が予定されている。

映画について詳しくは 「アンを探して」 公式ホームページ、 または(有)和歌山映画センターの古谷さん (TEL073・433・0444) へ。





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