2010年05月28日

00.社会

和歌山市老人大学が卒業式

和歌山市老人大学

卒業証書を受け取る各講座の受講者代表

高齢者が絵画やダンスなどに親しむ生涯学習の場である和歌山市老人大学 (学長・大橋建一市長) の平成21年度の卒業式が28日、 市民会館で開かれ、 409人が新たな生きがい探しへかじを切った。
老人大学は昭和52年に創立。 平成21年度で創立以来の卒業生が1万人を突破した。 現在、 手編み手芸やアートフラワーなど20種類の講座があり、 60歳以上の男女が希望の講座で趣味の世界を広げている。 一番人気は初級パソコンで、 希望者の多いときは定員に対し10倍の倍率になるという。
昨年11月に和歌山で発生した記録的な集中豪雨の影響で同大学の講義が延期になったことから、 ことしは例年より遅れて卒業式を挙行。 各講座の代表者へ卒業証書を手渡した大橋市長は 「熱心に取り組んだ作品などはすばらしい。 いろいろ積み重ねてきたものが市民の底力になっていくでのは」 とあいさつした。
今年度の卒業生で最高齢となる書道教室を受講した同市堀止の高橋好子さん (94) は 「もともと絵が好きで日本画や水墨画も勉強してきました。 普通の学校と違って好きなことだけできるのが楽しい」、 何度も初級パソコンの抽選に挑戦し、 今年度でやっと受講がかなったという市内の吉峰二彦さん (79) は 「同じ年代の人と話し合えるのがうれしい。 パソコンに少しは慣れたかな」 と話していた。





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