2010年05月31日

02.政治・経済

民主候補者推薦「難しい」、社民党県連

社民党の連立政権離脱を受けて、 県内でも7月の参院選に波紋が広がっている。 3月に民主党県連から同選挙に出馬予定の新人島久美子氏 (54) の推薦要請を受け、 態度を保留していた社民党県連は、政権離脱の一件で、 「政権を離脱したことには賛成している。 推薦は難しい」 とコメント。 民主党県連側は今後少し時間を置いて再度要請する方針だ。

昨夏の衆院選の県内3選挙区では、 民主党から立候補した3候補すべてに社民党県連の支持があった。 民主党県連は3月に参院選に向けて、 島氏の推薦を要請していたが、 まだ返答はなかったという。 民主党県連は 「政権離脱はもちろん残念」 とし、 「県内には社民票が多い。 難しいだろうけど、 いちるの望みを持ってもう一度推薦の要請をしたい」 と話している。

一方、 社民党県連の井口弘幹事長は、 30日に東京都内で開かれた全国幹事長会議に出席。 福島瑞穂党首の大臣罷免を受けて、 政権離脱の是非が話し合われ、 各地方連合からは 「離脱すべし」 の声が圧倒的だったという。 参院選の島氏推薦については 「推薦要請状はもらっているが、 現段階で白紙。 今後も (推薦は) 難しい」 と否定的な見解。 民主党に対し、 「結局、 普天間を辺野古に移設するという案は、 一番やっていけないこと。 支持率が低下して当然。 社民党は筋を通すことができたのではないか」 と述べた。

自民党県連は 「民主党政権は国民に見放されている。 自民党は自民党の政策を訴え、 支持を求めたい。 参院選でできるだけ票を伸ばして政権奪取につなげたい」 と話している。

参院選には、 島氏のほか、 自民現職で3選を目指す鶴保庸介氏(43)、 共産新人の吉田雅哉氏(34)が出馬に名乗りを上げている。





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