2010年06月10日

00.社会

保育所の子どもたちが「旅育」楽しむ

 「旅育」

駅員に質問する園児たち

鉄道弘済会和歌山保育所 (阪本日出行所長) の年長児24人は10日、子どもに乗車マナーなどを学習してもらう 「旅育」 (JR西日本和歌山支社主催) に参加した。

旅育は幼稚園や保育園 (保育所) を対象に今月からスタートし、 同保育所は市内で初参加となる。

駅員や運転手、 工務部門の職員が出迎える中、 園児たちは紀勢線の電車に乗ってJR和歌山駅へ到着。 駅員は、 特急列車 「くろしお」 などの写真を見せ、 「電車に乗るときは何が必要かな」 と職員が手作りした切符を配布。 電車に乗るときのルールとして、 「くろしお」 の頭文字をもじって 「口はチャック」 「老人には席を譲ろう」 など、 手描きのイラストを見せながら復唱させた。 また、 鉄道施設の保守業務をしている職員が 「電車の走っていない、 みんなが寝ている時間にお仕事してるんだよ」 と話すと園児たちは 「え~」 と驚いていた。

園児たちの教育を担当した同駅駅員の齊藤広記さん (22) は 「電車が好きでこの仕事に就いたので、 子どもがJRや鉄道のファンになってバリアフリーなども理解してくれれば」、 積極的に質問していた時光しおん君 (5) は 「電車乗れたり、 みんなの話聞けていっぱい楽しかった」、 森井千寿ちゃん (6) は 「電車の中で静かにしたり、 駅の人が言ったこと守る」 と笑顔で話していた。

旅育には現在約15の小学校や保育所から申し込みがあるという。





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