|
|
ゴミ袋を手渡す生徒会役員 |
県立向陽高校 (板橋孝志校長) で10、 11の両日、 生徒らが登校時に拾ってきたゴミを集め、 休憩時間などに分別するという清掃活動が行われている。生徒会長の伊東凌佑君 (17) が 「任期が終わる前に何かをして、 地域の人や学校に感謝の気持ちを伝えたかった」 という思いで清掃を企画し、 35人の生徒会メンバーらが参加した。
生徒会は約30人おり、 執行部と総務部に分かれている。 執行部の役員ら9人が15日、 退任し、 新たに役員改選が行われる。 生徒会顧問の上野真吾教諭 (33) によると、 伊東君は昨年に生徒会長に立候補した際、 「生徒会で何かをする」 と公約したといい、 退任を目前に、 以前から計画していた清掃活動を実行に移した。 敷地内の県立向陽中学校の生徒会にも参加を募り、 数日前から校内放送やプリント配布するなど 「ゴミを集めてほしい」 と呼び掛けていた。
この日メンバーらはゴミ拾いを意識してやってもらえるようにと、 袋を渡しながら、 「おはようございます」 と元気よくあいさつ。正門・裏門に分かれ、 登校時に集めたゴミをブルーシートに収集した。 集められたゴミは生徒らが分別し、 処理を行っている。
伊東君は「意外とゴミが少なくて、 日ごろから周辺がきれいなんだなと実感しました」 と感動し、 向陽中学生徒会長の中島淳君 (14) は菓子の袋やペットボトルを分別しながら「今までも募金活動など一緒にやってきたので、また誘ってもらえてうれしかったです」と話した。
生徒会は今後、これをきっかけにアンケートなどを取り、より充実した活動を行いたいと意気込んでいる。
|
00.社会 - 同カテゴリの記事
|