2010年06月11日

05.紀の川・岩出・海南・紀美野

向陽中生徒が孟子里山公園で宿泊調査

 「日本ユネスコ未来遺産の宿泊調査」

水田の生き物を探す生徒たち

海南市のNPO法人自然回復を試みる会・ビオトープ孟子(北原敏秀理事長)はこのほど、 孟子里山公園で 「日本ユネスコ未来遺産の宿泊調査」 を行い、 向陽中学校理科クラブの生徒23人が水生動物を採集してデータを取った。 夜はホタル、 2日目は鳥類の生息状況も調べた。

昨年12月に登録された日本ユネスコ協会連盟プロジェクト未来遺産(孟子不動谷生物多様性活性化プロジェクト)の調査。 これまで4月、 5月にも1回ずつ調査し、トンボ池の生き物やフクロウの生息状況を調査してきた。

3回目の今回は無農薬水田に生息する水生動物の調査を行った。 生徒たちは網とバケツを持って、 水田と田んぼの周りをくまなく観察し、 生き物を見つけてはバケツに集めた。

1時間かけて汗だくになりながら水田からはマツモムシ、 ヒメガムシなど11種、 田んぼの周りからはトノサマガエルやシュレーゲルアオガエルなど20種が見つかった。

夜のホタル調査では山道を歩きながら、 光の数をカウントして記録し、 大きな光のゲンジボタルは103回、 小さな光のヘイケボタルは36回、 赤っぽい光のヒメボタルは109回だった。 低温の影響か例年より個体数は少ないという。

3年生の林正之さん(15)は 「参加するのは今回で3回目。 珍しい生き物を見付けるのがすごく楽しい。 オタマジャクシが多かったです」 と話していた。





この記事と関連がありそうな過去の記事

powered by weblio


05.紀の川・岩出・海南・紀美野 - 同カテゴリの記事






カテゴリー
社会
事件・事故
政治・経済
スポーツ
文化・くらし
紀の川・岩出・海南・紀美野

これまでの特集
月別アーカイブ
株式会社 和歌山新報社
cypress.gif