2010年06月22日

05.紀の川・岩出・海南・紀美野

上名手で郷土史作りがスタート、3年後完成目指す

議論する発起人ら - 上名手で郷土史作りがスタート、3年後完成目指す

議論する発起人ら

地元の歴史を後世に伝えようと、紀の川市江川中の上名手公民館が、上名手地区の郷土史作りに取り組み始めた。住民らの間で「自分たちで地元の歴史を記した本を作りたい」と企画が持ち上がったのがきっかけ。19日には各区長、旧那賀町の教育長、職員など約20人で第1回「編集発起人会」を開き、編集方針などについて話し合った。3年後をめどに完成させる。

上名手は旧那賀町の北部に位置し、名手上、平野、丹生、西野山、江川中、切畑を合わせた1677万平方メートルの地区。華岡青洲が生まれ育った土地として有名。

同地区の郷土史は、75年前の昭和11年に、地元の青年有志らが編集した「郷土の礎(上名手村三起団発行)」があるが、その後、新しい郷土史は作られていなかった。

発起人会で提案された編集方針は、上名手住民が取り組む▽専門書ではなく教養書にする▽写真などを多く掲載▽青洲は別に項を設けるなど。横書きカラー印刷で、1000~2000部ほど印刷する予定。

会議で会長に選任された元同公民館館長の山田正文さん(78)=平野=は「上名手地区には史跡や残された書物などあまり多くないが、歴史を掘り起こし、いい郷土史にしたい」と話している。





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