2010年06月26日

05.紀の川・岩出・海南・紀美野

大阪と紀の川市の「ともぶち」が交流

八幡神社などを訪れ理解を深めた - 大阪と紀の川市の「ともぶち」が交流

八幡神社などを訪れ理解を深めた

「ともぶち」 という同じ地名を持つ、 紀の川市鞆渕地区と大阪府都島区友渕地区の住民が、 3年前から交流活動を続けている。 23日には大阪から5人が鞆渕を訪れ、 国宝のみこしがある八幡神社を見学したり、 名物のホタルを鑑賞したほか、 地区の活性化について意見交換した。 大阪、 友渕連合振興町会の池田博昭会長(60)は 「今後とも互いの文化を尊重して交流を継続したい」 と話している。

大阪から迎えたのは今回が初めて。 鞆渕側からは、 地元のNPO法人 「鞆渕の環境保全と共生支援の会」 代表の玉住榮宏さん(65)と、 同市粉河町地区選出の亀岡雅文、 杉原勲両市議会議員が参加した。

意見交換は鞆渕出張所で行われ、 大阪の友渕の住民らは 「きれいな自然やホタルを、 もっと都会にPRしたほうがいい」 と、 鞆渕の豊かな自然を評価。 また 「都会の子どもは和式の便器を使えない。 水洗にもしてほしい」 「マイクロバスが通れる道に整備してほしい」 「もっと防災安全対策を図ってほしい」 など改善点も多く指摘し、 より良い地域づくりに向けて話し合った。

「ともぶち」 の名が付く地区は京都にもあり、 大阪と京都は12年前から 「農業体験」 などの交流を続けていた。 そのことを知った玉住さんが 「紀の川市にも鞆渕がある」 と加入を申し出たのがきっかけという。 玉住さんは 「大阪の友渕の人たちが、 紀の川市の鞆渕を 『第二のふる里』 と思ってもらえるような交流を続けたい」 と話している。





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