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市役所北出入口付近に設置されている「国保情報コーナー」を紹介する保健事業班の職員 |
特定健康診査(メタボ健診)に興味を持ってもらおうと、和歌山市は、市役所本庁舎1階の北出入口付近に同健診の情報を伝える「国保情報コーナー」を設置している。22年度の目標受診者が2万5000人であることや同検診について分かりやすく説明。保健指導を行える面接室も準備中で8月ごろから使用するという。
国民健康保険課によると、市の20年度の同健診受診率は中核市の中で最下位、県としても全国ワースト1。市は汚名返上のため、今年度から同健診の自己負担金を無料にした上、心電図や腎機能検査など市独自の検査項目も追加し、受診率アップにつなげようとしている。
情報コーナーには、受診者目標数と共に、ことし6月までの受診者数(4661人)も掲示し、具体的な目標と実績が分かるようにしている。健診を受けた人の中で、メタボリックシンドローム、または予備軍と診断された人を対象に医師や看護師、保健師が行う「保健指導」の方法や昨年度に指導を受けた人の感想も掲示している。同課は「受診率アップのための一助になれば」と呼び掛けている。
また、今年度から同課に職員全員(5人)が保健師の資格を持つ「保健事業班」を設置。これまで病院や保健所などで行っていた保健指導が市役所で行えるようになり、情報コーナーの一角に面接室を設置する。
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