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一斉に川にコイを放す児童 |
河川保護の活動をしている打田鯉放会(小坂晴美会長、36人) は6日、 紀の川市打田の佐川、 鳥子川合流部にコイの稚魚200匹を放流した。 地元の子どもたちに自然に触れてもらおうと、 市立田中小学校の児童と一緒に続けている取り組みで、 ことしで14回目。 4年生74人は川を清掃した後、 赤、 黄、 白、 黒などの色鮮やかなニシキゴイを放していった。
生きた大きい魚を初めて見る児童もおり、 バケツから飛び出してしまったコイに 「怖い」 「触られへん戻して」 と大はしゃぎ。
放流後、 学級委員長の山本陸君 (9) は 「放したコイを元気なまま成長させるため、 一人一人が川をきれいにする気持ちを忘れません」 と約束。 小坂会長 (61) は 「川を大切にする心を忘れずに大きくなってね」 と声を掛けた。
同会は放流のほか、 「汚かった川をコイとホタルが住むきれいな場所にしよう」 と春と秋の年2回、 清掃活動を続けている。 先月27日には、 会員らとパナソニック(株)エナジー社和歌山工場の従業員らと共に、 放流場所から紀の川までの約1キロを清掃した。
ことし、 川では数匹のホタルが観測され、 活動の成果が徐々に現れてきているようだ。
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