2010年07月25日

03.スポーツ

3、4年生がA級で活躍、野崎少年野球クラブ

野崎少年野球クラブA級のメンバー

野崎少年野球クラブA級のメンバー

先日行われた和歌山市軟式野球連盟学童部選手権大会A級でベスト8に進出した野崎少年野球クラブは、スタメンの半分が3、4年生で構成されたチーム。普通ならB、C級で活躍する世代の選手だが、同チームは6年生が3人しかいない現状。この状況に中学年とは思えない活躍で、約10年ぶりとなるベスト8に貢献した。

部員数19人と決して多くはない同チームの特徴は、チームワークの良さ。伊藤浩臣監督は普段から選手同士、仲良くするように伝えており、「野球は一人でするのではない。仲が良くないと勝てる試合も勝てなくなる」。そんな中でも上下関係の礼儀はしっかりさせているという。

チームをまとめるのは小林誠也主将。練習から一際大きな声で選手を鼓舞し、活気を与えている。試合ではマスクをかぶり、守備の中心選手として存在している。内野は3人が注目の4年生。3塁手の伊藤秀太、遊撃手の杉本禎輝、2塁手の坂本圭汰が6年生顔負けのプレーでチームを支える。日々成長していく3人に監督の期待も膨らむ。外野は5年生で俊足の小南和槻を柱に、安定した守備を披露。左翼手の伊藤立人はチーム唯一の3年生。上級生とともに質の高い野球を展開する。

攻撃はチーム一の出塁率を誇る小林と、打率1番の山崎拓哉、4年生ながらしっかりとしたスイングが魅力の杉本がクリーンアップとして健在。少ないチャンスをものにする勝負強さを兼ね備えている。盗塁やエンドランなどを使う起動力野球で得点を重ねる。

同チームは25日に河北地区のチームで行われる和田杯に参加する。ナインは「エラーをしてもくじけず、最後の1球まであきらめずにやりたい。上位を目指す」と大会に向けて力強く語った。小林主将は「キャプテンとしてチームを勝利に導きたい。声を出して一つ一つのプレーを大事にしたい」と抱負を語った。指揮官は「まずは和歌山市でベスト4を目指す。夏の時期にどれだけ成長できるかがカギを握る」と話した。





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