2010年07月29日

00.社会

西高にマムシ出没、学校は生徒に注意喚起

和歌山県立和歌山西高校

注意を呼び掛けるポスター

和歌山市西庄の県立和歌山西高校(田村登志樹校長)の敷地内にマムシが出没している。同校によると、マムシは数年前からグラウンドのほか校舎内でも生徒や教職員から目撃情報があるといい、学校はポスターで啓発するほか、ホームルームで注意喚起し、生徒の安全に努めているようだ。

今夏も数日前、グラウンドの草むらで3年生の男子生徒(18)が発見。「茶色で丸い模様があり、波打つように移動していた」といい、「驚いて石を投げると、山の方へ逃げていきました」と証言した。

校内のポスターには「ゴミ箱や階段、廊下の片隅など、十分に注意すること」や「見つけても触ったり、刺激を与えたりしないように」などと警告されており、マムシの特徴なども写真入りで示されている。

ホームルームでは担任が「マムシに限らず、ヘビなどを見掛けたらどこで見たかすぐに知らせるように」と呼び掛けており、夏休みになり登校する生徒数は減るが、クラブの顧問らは部活中の生徒に被害が及ばないよう、注意を呼び掛けていく方針だ。

県立自然博物館(海南市)の吉田誠学芸員(56)によると「マムシはヘビの中でもおとなしく、刺激を与えなければ問題はありません」とか。マムシかどうか判断する際「頭が三角形」とよく言われるが、実は10円玉を並べたような模様が見分けるポイント。「毒は強いが量は少なく、かまれれば腫れるが、よほどのことがない限り死には至りません」というので、少しは安心だ。
マムシは夕方から夜にかけ活発に活動する。秋ごろには日中に遭遇することが多いというが、吉田学芸員は「とにかく無視すること。威嚇(いかく)しなければかまないので安心して」と話している。





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