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涼しい風鈴の音が会場に響いた「かいなん夢風鈴まつり」 |
海南を元気なまちにしようと、初めての「かいなん夢風鈴まつり」が1日、JR海南駅や市内10神社などで始まった。初日は駅前で蒔絵体験や地元の子どもたちによるステージ発表、流しそうめん、「海南こだわりブランド認定品」の販売などが行われ、たくさんの帰省客や観光客でにぎわった。露店やステージ前には風鈴も設置され、風が吹くたび涼しげな音色が会場に響いた。
風鈴祭りは毎年、この時期に大野中の春日神社で行われ、願い事や諸芸の上達を祈って全国から願いが込められた風鈴が集まる。ことしはさらに地場産業(紀州漆器)と観光資源(神社)を生かし、市の風物詩となる祭りにしようと、海南商工会議所、紀州漆器協同組合、海南の各神社などで実行委員会をつくり準備を進めてきた。
ステージは、海南高校書道部のパフォーマンスで幕開け。力強い筆さばきで「夏」「愛」「風鈴」などが描かれた。この後もキーボードや太鼓演奏、南中ソーラン、夕方からはしっとりとした大人のジャズが披露されるなど終日楽しいショーが展開された。海南商工会議所女性会と青年部による流しそうめんや、紀州漆器協同組合青年部による風鈴の蒔絵体験も行われた。
また、この日から市内11カ所を巡るスタンプラリーも始まり、出発式では漆塗り職人が作った風鈴が先着20人にプレゼントされた。スランプラリーの期間は15日まで。スタンプは海南10神社と海南市物産観光センターに設置されており、すべて集めると賞品が当たる抽選ができる。
実行委は「たくさんの人が来てくれてびっくりです。これからも続け、海南の新しい風物詩になればうれしいですね」と話していた。
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