2010年08月04日

00.社会

働き者のミツバチ、市街地のヒマワリでせっせと

ヒマワリに群がるミツバチたち

ヒマワリに群がるミツバチたち

◇...オフィスビルが建ち並ぶ和歌山市の中心部。 十一番丁のMYビルに、 毎日のようにやって来るお客さんは働き者のミツバチたち。 彼らのお目当ては、 建物と競うように高く伸びたヒマワリの花粉だ。

◇...ヒマワリの種類はロシアンヒマワリで、同ビルの野志会計事務所の野志幸史さん(28)が5月に種を植えたもの。 今では3メートル近くの高さにまで育った。 梅雨あけと同時に11本が次々と大輪の花を咲かせ、以来、たくさんのミツバチがやって来るように。 一つの花に5、6匹。 多いときに一度に10匹以上が集まっていることもあったとか。

◇... 「ハチの数が減っていると言われているのに、 一カ所にこれほど集まるのは驚き。 ほかに行くところもなく、 農薬などない安全な花を探しているのでは」 と野志さん。 3年前に兵庫県佐用町のひまわり祭りを訪れて感動したといい、 「もっとまちなかに花を増やしたいですね」 と笑顔。

◇...県立自然博物館の田誠副館長(56)は 「最近では野生の花の数も減っている。 近くに蜜源がなく、 ハチも真夏の数少ないオアシスを求めてやってきたんでしょう」 と話している。





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