2010年08月09日

05.紀の川・岩出・海南・紀美野

上岩出小学校が25年前のタイムカプセル開封

上岩出小学校125周年事業実行委員会

子どもと一緒に作文を読む卒業生

岩出市水栖の上岩出小学校125周年事業実行委員会 (堀田泰伯実行委員長) は7日、タイムカプセル開封式を同校で行い、 当時の全校児童 (約1000人) のうち約350人が参加し、 25年前に書いた未来の自分にあてた作文と対面した。 参加したのは31歳から37歳までの同校卒業生。 作文を手に取った卒業生らは時間の流れを感じつつ、 懐かしさに満面の笑みを浮かべていた。

ロケット型の筒から取り出されたタイムカプセルの中身は腐敗防止用窒素が注入されていたおかげでほぼ当時のままで残っていた。 作文のほか、 当時の教諭らが雑誌や新聞、 教科書などを入れており、 卒業生らは当時の思い出話に花を咲かせた。

手紙には 「電車の運転手になりたい」、 「未来の私は看護婦さんになっていますか」 などと将来の夢がつづられ、 皆感慨深げに読んでいた。

式典では、 同校音楽クラブによるハンドベルの演奏や、 懐かしい校歌を全員で歌った。 準備を開始した5年前に同校育友会会長で同実行委員長を引き受けた堀田さん (39) は 「とにかくカプセルの中身が一番心配でした。 さまざまな関係者の協力があり成功できました。 次は150周年に向けてまた歴史を刻んでほしいです」 と話した。

ことし10月12日には、 現在の同校児童約660人が150周年記念に向けて、 同様の作文をタイムカプセルに入れる予定。





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