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浴衣姿コンテストの入賞者たち |
海南市黒江の川端通りで14日、盆恒例の下駄市(同実行委主催)が開かれ、市内外から多くの来場者でにぎわった。毎年約3万5000人が足を運ぶ。
黒江地区は紀州漆器の産地。江戸時代末期、各地から職人が仕事に来ており、盆に故郷へ帰る際、職人たちは新しい下駄を土産に持って帰る習慣があった。そこで下駄の出張販売が行われるようになったのが下駄市の始まりとされる。
ことしも通りの両側にさまざまな露店約220軒が立ち並び、実行委主催の下駄の店なども約15軒並んだ。中には3割引の商品もあり、特に桐製の高級下駄はあっという間に売り切れた。また、子どもや女性向けのかわいいデザインも人気で、親子連れの足を止めていた。午後8時からは近くのマリーナシティで花火大会も開かれ、来場者たちは空を見上げたり夜店に並んだりと忙しげだった。
うるわし館横の駐車場に設置されたステージでは、市指定無形民俗文化財の「つつてん踊り」のほか、南中ソーラン、太鼓などが披露された。午後7時からは人気の浴衣姿コンテストも開催され、大人から子どもまで40組が出場した。参加者たちは色とりどりの浴衣に身を包み、舞台で観客にアピールした。デザインや着こなしなどが審査され、6グループが受賞した。受賞者は次の皆さん。
最優秀賞=中筋雄二▽にあうで賞=弓場れいなほかグループ▽すてきで賞=雑賀菜乃、羽衣▽かわいいで賞=山野愛心▽ファミリー賞=竹中杏俐、マリナ、祐人▽下駄市実行委会長賞=市川鈴女、坂東昇雅、市川昇
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