2010年08月16日

03.スポーツ

全国少年少女躰道優勝大会で田和が2年ぶり6回目V

個人法形で2年ぶり6回目の優勝を飾った田和さん - 全国少年少女躰道優勝大会で田和が2年ぶり6回目V

個人法形で2年ぶり6回目の優勝を飾った田和さん

第32回全国少年少女躰道優勝大会が東京武道館で開催され、女子個人法形競技中学の部で県チームの田和茜(海南第三中2年)が2年ぶり6回目の優勝を飾った。躰道は沖縄に伝わる手(ティ)や空手を母体とする玄制流空手道を基に創始された武道で、法形は空手の「型」で、昨年6連覇を逃し涙をのんだ田和は正確な技にスピードと表現力を磨き、見事雪辱を果たした。5人1組で行われた団体法形でも県Aチームが3位と健闘した。

団体・個人法形の入賞者たち - 全国少年少女躰道優勝大会で田和が2年ぶり6回目V
団体・個人法形の入賞者たち

中学生として初めて栄冠を手にした田和は小学2年生から5年連続で個人法形を制したが、昨年思わぬ敗退を喫し連覇はストップした。復活を目指し1年間にわたって小西美智子監督や多くの指導者たちにアドバイスを受けながら練成に励んできた。

大会では静と動の体のバランスから顔の表情にまで気を配る細心さを発揮、新潟や山形の強豪を抑え感激の金メダルを手にした。同競技小学生高学年では男子の部で小柳賢太郎、女子の部で源華恋がともに2位に入った。

団体法形の県Aチームは中学3年生の大江ひかるを主将に小学3年生の出口果結葉までの編成で臨み、一人一人の頑張りで年齢差を感じさせない調和のとれた技を披露、優勝の山形A、2位の新潟Aに迫る僅差で銅メダルとなった。

同時に開かれた第29回全国高校生優勝大会でも県勢が活躍、個人級位法形で上松夏子(星林1年)が優勝、女子個人法形で末永咲希(堺女子3年)が4位だった。

V6を決めた田和さんは「昨年の悔しかったことが、いい勉強になった。技の切れや顔の表情も含めた表現を心掛け、この優勝は本当にうれしい」と笑みがこぼれた。団体Aチームの大江主将は「5人がそろう練習時間が少なかったけど入賞できてよかった。年齢も学年も違うけど技に対するみんなの息は合っていたと思う」と話した。県チームの入賞は次の皆さん。

【団体法形】3県Aチーム=大江ひかる(亀川中3年)湯川絢加(海南第三中1年)源華恋(中野上小6年)笹尾有唯(巽小6年)出口果結葉(日方小3年)

【個人法形】《女子》中学の部=1田和茜▽小学高学年の部=2源華恋《男子》小学高学年の部=小柳賢太郎(智弁和歌山小5年)





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