2010年08月19日

05.紀の川・岩出・海南・紀美野

塩津のいな踊り、大漁祈り元気に

塩津のいな踊り

いな踊りを披露する子どもたち

海南市下津町塩津の塩津みなと広場で15日、 毎年恒例となった地区の盆踊りがあり、 塩津小学校の全校児童約20人が伝統の 「塩津のいな踊り」 を元気に披露した。

いな踊りは江戸時代から地域に伝わる県指定無形民俗文化財。 大漁を祈願し、 漁師がイナ (ボラの若魚) を捕る力強い動きを表している。 地区では約50年前から祭りを開き、 地元保存会が伝統文化を毎年児童に教えている。

ことし3月に完成したばかりの同広場で初めて行われ、 保護者や地域の人ら約300人が参加。 太鼓が鳴り始めると、 青色の法被を着た子どもたちが踊りながらやぐらを囲み、 魚が網の中で飛び跳ねる様子などを表現した。 途中から大人も輪に加わり一緒になってわいわいと踊った。

また、 住民による出店も並び、 子どもたちはかき氷や焼きそば、 ヨーヨーすくいなどを楽しんだ。 最後にお待ちかねの抽選会が開かれ、 盆で里帰りした多くの人が楽しい思い出をつくった。

主催の塩津区盆踊り実行委の脇所武夫会長は 「伝統ある行事をこれからも子どもたちに伝えていきたいし、 今日が良い思い出になってほしい」 と話していた。





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