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いな踊りを披露する子どもたち |
海南市下津町塩津の塩津みなと広場で15日、 毎年恒例となった地区の盆踊りがあり、 塩津小学校の全校児童約20人が伝統の 「塩津のいな踊り」 を元気に披露した。
いな踊りは江戸時代から地域に伝わる県指定無形民俗文化財。 大漁を祈願し、 漁師がイナ (ボラの若魚) を捕る力強い動きを表している。 地区では約50年前から祭りを開き、 地元保存会が伝統文化を毎年児童に教えている。
ことし3月に完成したばかりの同広場で初めて行われ、 保護者や地域の人ら約300人が参加。 太鼓が鳴り始めると、 青色の法被を着た子どもたちが踊りながらやぐらを囲み、 魚が網の中で飛び跳ねる様子などを表現した。 途中から大人も輪に加わり一緒になってわいわいと踊った。
また、 住民による出店も並び、 子どもたちはかき氷や焼きそば、 ヨーヨーすくいなどを楽しんだ。 最後にお待ちかねの抽選会が開かれ、 盆で里帰りした多くの人が楽しい思い出をつくった。
主催の塩津区盆踊り実行委の脇所武夫会長は 「伝統ある行事をこれからも子どもたちに伝えていきたいし、 今日が良い思い出になってほしい」 と話していた。
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