島本が日本新で３連覇、全中ウエートリフティング

第9回全国中学校ウエイトリフティング競技選手権大会が19日、岩手県奥州市江刺中央体育館で開かれ、明和中3年の嶋本美愛さんが女子69キロ超級でスナッチ68キロ、ジャーク88キロ、トータル156キロと、それぞれで大会新・日本中学校新記録を更新し、同大会初めてとなる3連覇を達成。和歌山に新たなスターが誕生した。

兄や姉の影響を受け中学1年から競技を始めた嶋本さんは、日本記録保持者・アジアチャンピオンである姉の嶋本麻美さん(金沢学院大学職員)を目標に日々努力をしている。現在、和歌山東高校で週6日の練習に励んでいるが、同大会では和歌山工業高校ウエイトリフティング部の西上嘉人監督(45)が見守る中、嶋本さんは大会記録・日本中学校記録も更新した。

西上監督は「将来は日本を代表する選手として活躍し、目標である姉を上回ってほしい」とエールを送った。嶋本さんは「3連覇できたのはうれしい。でも姉のように世界で戦える選手になれるのか不安です」と話し、姉の記録に向かって新たな意欲を燃やした。