2010年08月25日

05.紀の川・岩出・海南・紀美野

海南で夏休みボランティア体験

夏休みボランティア体験

子どもたちがお年寄りに向けて作った残暑見舞いの絵手紙

地域で共に支え合う社会を目指そうと、 海南市社会福祉協議会はことしも海南保健福祉センターと下津保健福祉センターで、 小中高生を対象にした 「夏休みボランティア体験」 を開いた。 毎年恒例の体験学習。 ホームヘルプ、 デイサービス、 お便り活動の3つの体験があり、 参加者たちはお年寄りとの交流を通じ、 社会福祉への理解やボランティア活動への関心を深めた。

お便り活動では、 市内の養護老人ホームの入居者へ残暑見舞いの絵手紙を送った。 海南と下津の両保健福祉センターで行われ、 約30人が参加。 この日は中野上小学校の中俣信太朗君(10)、 第二中学校の倉橋日夏子さん(14)、 橋本香織さん(同)、 亀川中学校の高田佳豊君(同) の4人が参加した。

子どもたちは色紙や鉛筆などを使用し、 はがきサイズの用紙に文章や絵を描いて約2時間かけて完成させた。 「まだまだ暑いですが熱中症には気をつけて下さい」 「暑い夏を乗りきって」 といった心のこもったメッセージが添えられ、 カブトムシや風鈴など夏らしい絵が描かれた。 中にはお年寄りを楽しませようと、 オリジナルの短歌を載せる子もいた。 集まった絵手紙は大きな模造紙に張られ、 養護老人ホームに届けられる。 お年寄りにとっても毎年楽しみの行事になっているといい、 子どもたちは 「長生きしてほしいな」 と話していた。 講師を務めた地域福祉係の間藤千晶係長は 「絵手紙体験を通じてボランティアに関心を持ってもらい、 地域社会に目を向けてもらうきっかけとなれば」 と話していた。

また、 ホームヘルプ体験では、 2人1組でホームヘルパーに同行し、 サービス利用者宅で簡単な家事や介護を行った。 デイサービス体験では、 お年寄りと話したり、 お手伝いをして交流した。





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