2010年08月29日

00.社会

和歌山地方・家庭裁判所で見学セミナー

和歌山地方・家庭裁判所見学セミナー

法服を着て法廷内の雰囲気を体験する参加者

裁判所の仕事の現場に触れ、興味を持ってもらおうと、和歌山市二番丁の和歌山地方・家庭裁判所は27日、見学セミナーを開き、県内外の学生など約20人がなじみのない法廷内や庁舎を見て回った。
平成20年から始まり、毎年実施している。

同裁判所人事第一係の職員は、スライドなどを用いて、司法行政事務や裁判文書の作成などをしている事務官など裁判所内の職員の仕事内容について説明。平成21年5月に裁判員制度が導入され、国民にも司法制度改革が浸透しつつあることに触れ、「裁判の申し立ては増え、事件は複雑化している」と指摘。「国民の目線に立って、よりよい司法サービスができる誠意ある人材を求めています」と呼び掛けた。

裁判員裁判用に造られた法廷内で、参加者は法服を試着し、裁判長の口まねをするなど普段味わえない体験をしていた。和歌山大学観光学部3年生、橋本奈央子さん(21)は公務員を志望しているといい、「裁判所って厳格なイメージがあったけど、職員の方の話を聞いて、国民に身近な職業なのかなと興味が出ました」と話していた。

平成22年度の採用試験の倍率は、全国で事務官I種が77・9倍、事務官II種が12・6倍となっている。





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