2010年08月30日

03.スポーツ

関西相撲選手権、県庁が団体戦で4年ぶりV

第43回関西相撲選手権大会

12回目の団体優勝を飾った和歌山県庁

社会人の強豪が集う第43回関西相撲選手権大会が29日、 和歌山市有田屋町の県営相撲場で開かれ、 団体戦決勝では和歌山県庁が2―1で全京都を下し4年ぶり12回目の優勝を飾った。 2連覇を目指した(株)松源は、 準決勝で県庁に敗れ3位。 個人戦は2年連続準優勝で涙をのんだ県庁の関沢英行が3年ぶりのVを決め両部門を制した。 2位には(株)松源の森本太良、 3位に県庁の浅田晃秀、 冨田有輝が入り地元勢が上位を独占した。しんぽう写真館はこちらから

団体戦は11チームが予選(3回戦)と決勝トーナメントで熱戦を繰り広げた。 予選を全て3―0の負けなしでトーナメントに進出した県庁は1回戦でも先鋒・関沢がすくい投げ、 中堅・浅田が下手出し投げ、 大将・冨田が寄り切りで(株)間口に3―0と快勝した。 準決勝では前回大会の決勝で惜敗した(株)松源と対戦、 雪辱に燃える県庁は関沢が押し出しで先勝したが、 (株)松源も中堅・森本が寄り切りで挽回した。 決着は大将戦に持ち込まれ県庁・冨田が粘る(株)松源・チンバトを寄り切りで破った。 緊迫した両者の激突に観客はかたずをのんで見つめ、 勝敗が決した瞬間に歓声と健闘をたたえる拍手がわき起こった。

決勝の全京都との対戦も1―1となったが、 大将戦はパワーで勝る冨田のすくい投げが決まり、 優勝旗を手にした。

個人戦は43人によるトーナメントが行われ、 決勝は準決勝でチームメートの浅田を送り出しで倒した県庁・関沢と県庁・冨田の連覇を上手ひねりで阻止した(株)松源・森本が顔を合わせた。 両者譲らない力と力のぶつかり合いを関沢が鮮やかな小手投げで締めくくり、 2回目の金メダルに輝いた。
県庁の浅田監督は 「(株)松源に今回は勝てたが、 この前の大会では負けている。 県内の2チームがお互いに切磋琢磨(せっさたくま)して、 地元の相撲をもっと盛り上げていきたい」 と話し、 団体戦、 個人戦全て勝利で2冠を決めた関沢選手は 「一つ一つ試合を重ねながら、 自分の相撲ができたように思う。 決勝は相手より早く動けたのが勝因」 と勝利をかみしめた。 団体戦の予選、 決勝トーナメント結果と、 県庁、 (株)松源メンバーは次の通り。

【予選】1和歌山県庁、 摂津倉庫(株)本社3勝9点3(株)松源3勝8点4全京都3勝7点5(株)美食2勝6点6全兵庫、 摂津倉庫(株)関西支社、 (株)間口1勝4点9淡路クラブ0勝2点10全奈良0勝1点11全滋賀0勝0点

【決勝トーナメント】◇準々決勝=摂津倉庫(株)本社2―1摂津倉庫(株)関西支社▽全京都3―0(株)美食▽(株)松源2―1全兵庫▽和歌山県庁3―0(株)間口◇準決勝=全京都2―1摂津倉庫(株)本社▽和歌山県庁2―1(株)松源◇決勝=和歌山県庁2―1全京都

《和歌山県庁》監督・選手=浅田晃秀▽選手=関沢英行、 沖崎誠、 冨田有輝、 矢須直 《(株)松源》監督=中村泰明▽選手=村井栄太、 森本太良、 チンバト、 東健士、 濱井伸





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