2010年09月13日

00.社会

家庭に防犯呼び掛け、「ヤクルトレディ安心届け隊」が発足

ヤクルトレディ安心とどけ隊

さっそうと出発するヤクルトレディ

ヤクルトレディが安心と健康を届けます。各家庭へ訪問する際に防犯や交通関係などのチラシを配布し、住民へ防犯意識の向上を呼び掛けようと、和歌山市黒田の和歌山ヤクルト販売(株)宮北センター(井手口晴美センター長)で13日、ヤクルトレディ安心とどけ隊が発足。県内28カ所のセンターに所属する約500人のヤクルトレディが、一般民家や各事業所約10万カ所へ安全な生活を守る情報を届ける。

和歌山ヤクルト販売(株)は社会貢献の一環として同隊を結成。今後、県警本部生活安全企画課らが協力し、悪質商法や交通事故など情勢に応じたチラシを提供する。ヤクルトレディが高齢者宅などを訪問し、犯罪被害の相談を受ければ、県警へ引き継ぐなど連携も図る。

この日、発足式に同センターのヤクルトレディ17人、同課署員、和歌山東署署員ら約30人が参加。県警生活安全部参事官、中村冨佐夫警視は「刑法犯減少を加速させるため、一対一の会話での広報啓発は効果がある。多くの人に安全に関する情報を届けてほしい」とあいさつ。高齢者を中心に注意を呼び掛けてもらおうと、振り込め詐欺のチラシ約1万枚が手渡され、ヤクルトレディ代表の井手敬子さん(45)が「県民の方々に『健康』と『安心』を届けられるよう努力していきます」と宣言した。発足初日、県内のヤクルトレディは、それぞれの担当宅や担当事業所へ高齢者を中心に振り込め詐欺防止のチラシ約1万枚を配った。今後、県警から犯罪の発生状況に応じたチラシをヤクルトの各センターへ提供する。

代表でチラシを受け取った泉由里さん(36)は「日ごろから、お客さんには家の鍵かけなど防犯に関して声を掛けてます。もっと積極的に呼び掛けていきたい」と話していた。

県内の犯罪発生状況は、8月末現在、刑法犯認知件数が前年同期比1632件減の8082件と減少しているが、ひったくりや万引きなどが増加。犯罪率は同規模県でワースト1位という。





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